血圧の変化や副作用
急に立ち上がった時にふらつきを感じる人は血圧の変化が影響しています。立ち上がる時は、自律神経が血管と心臓に作用し、血圧の変動を調節しているのですが、自律神経がしっかり機能していない場合には、急に立ち上がったりすると血圧が下がってしまい、脳に送られる血液量が一時的ですが少なくなります。これでふらつきが起きます。
薬の服用による副作用の場合もあります。ここで言う薬とは、血圧を下げるための降圧薬、うつ症状などを抑える精神安定薬などで、場合によっては、総合感冒薬、鼻炎薬でも体調がすぐれない時には副作用として、ふらつきを起こすことがあります。
心配なのは、ふらつきの原因となるのが主な疾患である場合です。脳梗塞だと、発作の前に前触れとしてふらつきなどが起こることがあるのです。脳出血では前触れはありません。こちらは発作が起きると急にふらついてきて、普通に歩けなくなります。当然ですが、脳梗塞、脳出血のどちらも、死にも至る危険な疾患です。
脳腫瘍でも腫瘍が拡大した場合はふらつくことがあり、その他、メニエール病という内耳の障害でもふらつきがみられます。
健康な人でも、急に立ち上がる、起き上がる時に立ちくらみする場合があります。これは問題ないのですが、こうした立ちくらみ、ふらつきが日常の普通の動作の中で頻繁に起こるような場合だと起立性低血圧症が疑われます。
これは自律神経の一時的な障害からくるものです。急に立ち上がった時に脳の循環が停滞し、血液が下半身に滞留してしまって、低血圧と脳の血流不足が合わさって起こります。クラクラとする立ちくらみ以外に目の前が暗くなって倒れることもあります。